** Fターム解説(2/2) **
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  • 参考図書
  • 「エレベータ」:日本建築協会企画 学芸出版社発行
    「昇降機の技術基準の解説」:日本建築センター編 日本エレベータ協会発行
  • フリーワードの利用
  • 解析用データシートに、「*」を付してあるタームに付与している場合には、特許請求範囲及び実施例の記載からその発明の特徴を表すターム付きフリーワードを抽出している。
    記入例:CB41建物の揺動
  • Fターム解説文献の対象
  • 特許請求の範囲、発明の詳細な説明及び図面に記載されている実施例(実施例が複数ある場合は全ての実施例)を文献解析の対象としている。
    詳細説明に記述されていなくても、図面、回路図等から明らかにFタームに該当する事項が画かれている場合、当該タームに付与している。
    (従来技術は文献解析の対象としていない。)
  • 「観点」「ターム」および「その他のターム」の利用上の注意点
  •  付与すべき適当なタームがない場合には、上位概念である観点(記号00)に付与し、「*」がある場合はフリーワードを抽出している。
    記入例:AA00個人住宅用エレベーター
     いずれか一つのタームに絞ることなく、該当しているタームについて全て付与してある。また可能な限り下位のタームを選択し、下位のタームを選択した場合には上位のタームには付与していない。
  • 代表図面、代表頁の利用
  • 図面があれば代表図面を選定し、図面がなければ代表頁を選定している。
    ( )複数の図面がある場合には、当該技術に関する装置の図面、フローチャート、図表の順に選定している。
    ( )代表頁は、発明の目的(効果)を記載した頁。
  • その他の注意点
  • (1)エレベーター関連各テーマの関係
    (イメージ1)

    (2)技術説明
    (イメージ2)
    用語の説明
    〔乗場〕
    ホール、エレベーターホールともいう。
    通常は1階が基準階(エレベーターが戻って来る階)となっており、基準階のことをロビー階ということもある。
    〔乗場呼び釦〕
    ホールボタン、乗場釦ともいう。
    通常、呼び登録灯を内蔵する。
    〔乗場位置表示器〕
    ホールインジケータ、単にインジケータともいう。
    乗場に設置するかごの位置を表示する装置。併せて、かごの運転方向も表示するものが多い。
    〔出入口枠〕
    三方枠、単に枠ともいう。
    〔幕板〕
    出入口枠の上部枠を天井まで幅を広くしたもの。
    〔ホールランタン〕
    通常群管理エレベーターで使用され、呼び割当かごの表示、到着予報の表示に使用される。
    〔集合インジケータ〕
    複数台のエレベーターの乗場位置表示器をまとめて1つにして、乗場の壁などに設けたもの。
    〔乗場行先階登録釦〕
    乗場操作盤ともいう。
    通常のエレベーターは乗場呼び釦で方向のみ登録し、かごに乗ってから、かご内操作盤で行先階を登録するのが普通であるが、運行の効率向上のため乗場であらかじめ行先階を登録できるようにしたものがある。ポート式エレベーターともいう。
    〔かご内操作盤〕
    運転盤、OPB(オペレーションボード)ともいう。
    「(a)各部の名称」の図の如く、各種の釦、機器を内蔵する。スイッチボックスの中には天井照明のスイッチ、換気扇のスイッチ、ドア止めスイッチ、非常停止スイッチ、各階停止スイッチ、保守スイッチ、不停止階設定スイッチ、専用運転切換スイッチなどの他、運転手付運転のための走行ハンドル等を設けている。
    〔かご内位置表示器〕
    CPI(カーポジションインジケータ)ともいう。
    かご内乗客のためのかご位置表示装置。併せて、呼び登録表示等を行うものもある。
    〔専用操作盤(盲人用、車椅子用)〕
    盲人用の点字を備えたもの、車椅子用に取付位置を低くしたもの等があり、本操作盤からの入力は、一般の操作盤からの入力とは区別して処理され、専用運転としたり、戸閉時間を長くしたりできる。
    〔乗場呼び〕
    ホール呼びともいう。
    乗場に於いてかごを呼ぶ信号のこと。例えば、3階の乗場の△釦を押すことを「3階に上りの乗場呼びを作る」という。
    〔かご呼び〕
    かご内操作盤で行先階釦を押して、行先階に作る呼び信号のこと。例えば、かご内操作盤で5階の釦を押すことを「5階にかご呼びを作る」という。
    〔群管理方式(全自動群管理方式),呼び割当て〕
    全自動群管理方式では、新たに発生した乗場呼びにどのエレベーターを割当てるのが最適かについて、待時間を演算して決定する。乗場案内表示はホールランタンのみ設置し、乗場位置表示器は設けないのが普通である。
    乗場呼び一つ一つについて、登録されてからの経過時間と、到着までの所要時間を予測演算し、リアルタイムで監視している。
    新たに発生した呼びに対して待時間が最短になるエレベーターを割当てるのではなく、新たに発生した呼びの他にそれによって影響を受ける既に割当て済みの乗場呼びの待時間を最小とするよう割当てる。(新たに発生した乗場呼びよりも先方にある既に割当済みの乗場呼びに対する待時間の最大値を各エレベーター毎に算出して、そのうちで最小時間となるエレベーターを割当てる)
    個々の乗場呼びに対するエレベーターの到着時間の予測は、エレベーターおよび呼びの位置関係、受持ちのホール呼び数、かご呼び数、走行速度などのデータをもとに混雑度も加味して、受持ち呼びの将来変化を予測に入れて演算する。
    〔急行運転〕
    数台のエレベーターがある場合、例えば出勤時に上層階サービス用と下層階サービス用に台数を分けて、上層階サービス用は下層階ゾーンには停らないようにする運転方式(分割急行運転)。
    〔スキップ運転〕
    高層の建物で、交通需要が各階に分散して且つ多い場合、エレベーターの一周時間が延びてサービス低下となる。この場合、1階おきにしか停らないような運転として1階分は歩いてもらうことにより、一周時間を短縮する方法。
    〔各階停止運転(各階強制停止運転)〕
    防犯運転の一つで、このスイッチを入れると目的階まで途中各階に停止しドアを開く。即ち、長時間密室状態になるのを防ぐ運転方法である。
    〔フロアセレクタ(階床選択機、フロアコントローラ)、同期階床(同期かご位置、あるいは単に階床)、先行階位置(前進かご位置)〕
    エレベーターの制御にマイコンが採用されたのに伴い、従来の機械式のフロアセレクタに代って、電気的にかご位置を検出しマイコンを利用してフロアセレクタの役割を果たすディジタルフロアセレクタが開発された。
    (イメージ3)
    ディジタルフロアセレクタは、かごの正確な位置を検出するため、かごを駆動する主電動機軸に直結したロータリエンコーダで発生するパルス信号をマイコン内で演算し、かごの同期位置をマイコンのメモリに記録する。
    ディジタルフロアセレクタは、機械式のフロアセレクタと異なり、かご位置の検出が間接的で主電動機の回転数からかご位置を計算して求めているので、主ロープとトラクションシーブとの間の滑りや主ロープの伸びなどが原因でかご位置に誤差が生じる。
    このため、かご上の位置検出器でかごの絶対位置を検出してマイコンに送り、誤差の補正処理をするようにしている。また、停電時にはマイコンは演算不能になり、RAMに記憶していたエレベーターのかご位置、速度及び運転方向のデータを失うので、停電割込み信号を発生させて停電処理を行い、復電後には正常運転ができるようになっている。
    ディジタルフロアセレクタの基本機能を記す。
    (イ)かご位置検出機能
    ロータリエンコーダからのパルス数をカウントし、上昇のときは加算、下降のときは減算することによりエレベーターのかご位置を逐次検出する。
    (ロ)同期階床検出機能
    同期階床はかごがどの階床範囲にあるかを示すもので、同期階床を検出してかご内位置表示器、乗場位置表示器などの階床表示、呼びのリセット及び方向選択を行う。
    (ハ)先行階検出機能
    先行階とはかごが次に停止することになる階床のことで、これはかごから先行階までの距離がかごの減速距離+α以上あることが条件となる。この判定をディジタルフロアセレクタが行う。
    (イメージ4)
    (ニ)減速開始点検出機能
    階床テーブル、かご位置及び減速距離から減速開始点を算出する。
    〔インフォメーションパネル〕
    液晶パネル、CRT等を使用した汎用の情報表示装置で、乗場に設けるものと、かご内に設けるものとがある。
    最近はエレベーターに関する情報以外の情報(店内案内、催事案内、天気予報等)を表示するのに多く使われるが、非常の場合には乗客の案内、誘導、注意等を表示する様になっているものが多い。

    (3)観点の概要
    (イメージ5)
    観点の内容
    本テーマは9の観点から構成する。
    AA00 用途
     適用するエレベーターの種類についての観点である。
    BA00 特定目的
     発明の目的による観点である。
    CA00 入力
     呼びの入力に関する観点である。呼び入力の取扱い、入力装置の方式、構造等(特に特殊な入力装置)に関するものである。
    CB00 検出、推定、予測
     かごの位置検出、乗客検出、異常検出等に関する観点である。
    DA00 表示装置の構造(操作盤含む)
     表示装置の構造に関する観点である。
    DB00 表示装置の表示方法
     表示の方法(光、音等による)についての観点である。
    DC00 表示内容
     表示装置で表示する内容についての観点である。
    EA00 通報装置、監視装置、記録装置
     通報装置、監視装置、記録装置等に関する観点である。
    FA00 信号処理方法
     処理装置、プログラム、伝送方法等に関する観点である。

    (4)関連するテーマおよび技術内容
     3F002エレベータ制御(略称:制御)
    (B66B1/00〜1/52)
    (イ)複数のエレベーターを利用状況に応じて結合的に制御するもの(群管理と呼ばれるもの)。
    例:呼びに応答するエレベーターを選択、呼びの制限等を行うことにより待時間の減少を図るもの。
    待機、休止するエレベーターを選択、管理する事により、省エネを図るもの。
    (ロ)VIPおよび身障者等の特定の人のために専用運転、急行運転を行うもの。
    (ハ)呼びの受付、登録、制限。
    (ニ)割当済みのかごの変更。
    (ホ)油圧エレベーター、直流、交流エレベーターの速度制御。
    (ヘ)着床制御(停止時に乗場とかごの床位置を一致させるもの)。
    (ト)呼び装置の構造に特徴があるもの(呼び装置の構造については、3F303表示も参照すること)。
    (チ)ダブルデッキエレベーターの制御(エレベーター自体の機械的な構造は3F306かご・駆動装置で取扱う)。

     3F303エレベーターの表示装置及び信号装置(略称:表示)
    (B66B3/00〜3/02)
    (イ)以下のようなエレベーターに関する情報をランプ、LED、VDT、音、音声等により乗場、かご内で表示するもの。
    現在のかご位置、ホール呼びに対してサービス予定のかご、着床の予報、待時間の予報、満員表示、停止階・不停止階およびもよりの乗車可能階、階毎の催し物・業務内容等の案内。
    (ロ)点字、音響、音声等による身障者のための表示。
    (ハ)表示装置の構造および、表示装置のかご・乗場への取付位置・取付方法に特徴があるもの。
    (ニ)かご位置の検出。
    (ホ)かご・乗場における乗客数の検出・記録・推定。
    (ヘ)交通量の検出・記録・推定。
    (ト)音声・カード等による特殊な呼びの入力(特殊な入力方法による利用者の制限)。
    (チ)表示装置の保守点検(エレベーターの制御装置の異常のためのものも一部含まれている)。
    (リ)テレビ・インターホンによるかご内部・乗場の監視(3F304保守・安全も参照)。
    (ヌ)エレベーターの制御のための信号・信号処理、処理装置の構成。

     3F304エレベーターの保安安全及び検査装置(略称:保守・安全)
    (B66B5/00〜5/28)
    (イ)防犯のためのエレベーターの運行制御。
    利用可能な者を制限するもの(特殊な入力により制限するものは3F303表示にも含まれる)。
    (ロ)ビル内の管理人およびビル外部の管理会社によるエレベーターの監視。
    (ハ)テレビ・インターホンによるかご内部・乗場の監視(3F303表示も参照)。
    (ニ)以下のような異常な運転状態におけるエレベーターの運行制御。
    停電時、地震時、火災時、ロープ切れによる墜落、ロープの弛緩時、脱レール時、乗り過ぎ時、過速時、エレベーター機器異常時、かご内部に閉じ込められた場合の救出。
    ただし、扉やゲートに関するものは13/00なので、3F307出入り口による。
    (ホ)エレベーターの保守点検(改修を含む)のためのエレベーターの運行制御。なお、表示装置の保守点検は3F303表示で取扱う。
    (ヘ)エレベーターの速度制御装置・制動装置の異常時の制御(3F303表示にも一部含まれているので注意が必要)。
    (ト)かごとガイドレール間で作用する非常制動装置(非常止め装置)。
    (エレベーターの駆動装置に付属するブレーキについて、その配置についてはB66B11/04〜11/08で取扱い、特にエレベーターに限定されない一般的な駆動装置のブレーキの構造は、F16Dで取扱う。)
    (チ)かご落下時のバッファ装置。
    (リ)ロープ、ケーブルまたはガイドのための検査はB66B7/00なので、3F305ロープ・案内による。
    (注)異常状態におけるエレベーターの運行制御については、3F002エレベーターの制御でも扱っている。また、異常時における表示については3F303表示においても扱っているので、注意が必要。

     3F305エレベーターの昇降案内装置及びロープケーブル(略称:ロープ・案内)
    (B66B7/00〜7/12)
    (イ)昇降路の構造、昇降路内の諸設備およびその組立、工法。
    (ロ)ガイドレール、ガイドシュー、ガイドローラ等の案内装置。
    (ハ)ロープ、ケーブルの構造、配置。
    (ニ)ロープ、ケーブルまたはガイドのための検査、潤滑、清掃手段。

     3F306エレベーターのケージ及び駆動装置(略称:かご・駆動装置)
    (B66B11/00〜11/18)
    (イ)釣合重り装置。
    (ロ)かご自体の構造およびその付属装置。
    (ハ)かごの照明および空調。
    (ニ)ダブルデッキエレベーターの構造(制御は3F002エレベーター制御)。
    (ホ)一般的なエレベーターの駆動装置および駆動装置に関連する機械室の装置。
    (特殊なエレベーター構造に特有なものは、B66B9/02,9/04で取扱う。)
    (ヘ)駆動装置に付属するブレーキの配置。
    (かごとガイドレール間で作用する非常制動装置は、3F304保守・安全で取扱う。また、特にエレベーターに限定されない一般的な駆動装置のブレーキの構造はF16Dで取扱う。)

     3F307エレベーターの扉装置(略称:出入口)
    (B66B13/00〜13/30)
    (イ)扉またはゲートの構造および制御。
    (異常時の制御、安全のための制御等で扉に関するものはB66B5/00ではなく、ここで取扱う。)
    (ロ)かごと昇降路との間に設けたもの。

     3F301エレベーターの種類及び形式(略称:特殊エレベーター)
    (B66B9/00〜9/20)
    特殊な用途(例えば展望用、低層住宅用等)のエレベーター及び以下の如き、構造の特殊なエレベーターに関するもの。
    (イ)油圧エレベーターの構造および制御。
    (ロ)ロープ巻取式エレベーター。
    (ハ)斜行エレベーター、階段昇降装置。
    (ニ)循環式昇降装置。
    (ホ)作業台、ゴンドラ、移動足場、昇降荷台。
    (制御のうち一般エレベーターと共通なものは、3F002エレベーター制御)
    (劇場のステージ上で人を昇降するための装置は、A63J5/12)
    (短距離の昇降のためのプラットフォームはB66F7/00)

     3F302鉱山用ホイスト及び荷物用エレベーター(略称:鉱山用、荷物用エレベーター)
    (B66B15/00〜15/08,17/00〜17/36,19/00〜19/06)
    (イ)鉱山用ホイスト。
    (ロ)バケットを用いた昇降装置。
    (ハ)荷物用エレベーターの荷積、荷卸し設備。

     3F321エスカレーターの形式及び構成部材
    (B66B21/00〜23/26)

     3F322エスカレータの制御安全及び付属装置
    (B66B25/00〜31/02)
  • 検索キーの具体例
  • (イメージ1)(イメージ2)(イメージ3)


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